"元グローバル人材(電機メーカ社員)"による中学受験なしの奮闘記

アメリカから2015年春に小1、小3帰国後、公立教育を活用して大学を目指す親子の奮闘記

Please、、、、は時に相手を追い詰める?

例えば、Pleaseは、わかりきったこと(相手に選択の余地や解釈のがないこと)を頼む場合はOKなのですが、相手が受けるかどうかが不明な場合には相手を追い詰め困惑させる可能性があると思います。例えば、上司の立場で部下にPleaseを付けて残業しろといったとします。とても高圧的に響く文脈もあると思われます。XXXの理由で、YYYを夜までに仕上げる必要がある。もし可能ならば、これを夕方までに片付けて欲しい、この件に関してなんでも質問があれば連絡が欲しい、などと、相手に判断を預ける形でお願いするのが無難な気がします。

また、ドアを閉めてほしいという場合でも、目上の人(先生や上司など)に対してPlease!というのは不躾に響く気がします。もちろん、出社が8時半で、あすその時間に来てください、という情報伝達などのときにはPleaseを使っても大丈夫だと思います。

また、アメリカ人の上司は、部下に対して、You may want toという表現を使います。実質的には、それをやらないとまずいよ、というときであっても、相手の立場を慮って、このような表現を使うことがあるようです。

 

英語はフランクで直接的であり、日本語のような婉曲的な表現や丁寧な表現はない、というのはうそだと思います。