"元グローバル人材(電機メーカ社員)"による中学受験なしの奮闘記

アメリカから2015年春に小1、小3帰国後、公立教育を活用して大学を目指す親子の奮闘記

英検1級は帰国子女にも簡単ではない。

うなづいてくれる人も多いと思います。先日こどもが3度目の正直で1次をやっと合格しました。

小4で帰国したところから英検1級までボキャブラリーとか2年くらい続けたボキャブラリーの対策と帰国子女アカデミーで教えてもらった勉強法でやっとのことで1次合格しました。帰国子女アカデミーは高すぎてコロナ中にやめましたが、高いだけのことはあります。帰国後独学で英語保持していた子供でしたが、英語の世界がぱっとおかげさまで広がったと思います。英検1級は受験料高いので、「筆記だけで1万円」はもう勘弁してほしいと思っていたのでほっとしました。

 

帰国子女は何年生で帰ってきても「(何の努力もなしに)英語ぺらぺらが当たり前、ネイティブ並み」というのは間違いです。内向的であれば英語ぺらぺらではないし、口は日々固まっていきます。生粋の純ジャパの人からすると、英語が少し流ちょうに見えるかもしれませんが、帰国子女の英語力はぺらぺらしゃべっているように見えるものの、中身は見掛け倒しのこともあります。帰国年次によっては、小学校低学年の赤ちゃん言葉はなんとか話せますが、ビジネスや高等教育の現場で通用するアカデミックな話し方、読み書きができないことも多いのです。本当の意味で「ネイティブ並み」に維持しているとすれば、純ジャパの方々と同様、お金と時間と根性で維持しているのが実情です。英検1級とれれば「ネイティブ並み」かというと違います。それでも帰国子女のだれにも英検1級が取得が簡単というわけでは決してないです。高校や大学くらいでSAT受けて帰ってくるくらいだと「簡単」という人もいるのかもしれませんが、英検一級が簡単に取れるというならSATでもそれなりの点数をとれる努力をしたか、努力せずにとれたそもそもが明晰な頭脳の持ち主だと思います。