"元グローバル人材(電機メーカ社員)"による中学受験なしの奮闘記

アメリカから2015年春に小1、小3帰国後、公立教育を活用して大学を目指す親子の奮闘記

TOIEC990および英検1級を目指す前に、 こなしておきたい教材の計画

ネットで英語の達人のガイダンスを拝見する限り、私のつたない英語力をベースにこれから英検1級やTOEIC990点近くを取るために勉強をしてもテレビドラマの自然な掛け合いは聞けるようにならないばかりか、スピーキングの改善にもつながらなさそうだと感じるようになりました。つまりそれらは、英語の総合的な運用力のためには効率の良い勉強とは思えなくなりました。TOEICや英検の語彙を含む、その試験用の勉強をしていては少しでもネイティブに近づくのための遠回りということになるのではないかという危惧です。

私は前の記事でも書きましたが、総合的な英語の運用力という意味でネイティブに少しでも近づけるようにと下記のトレーニングを計画しています。やりはじめているものもありますが、なかなかひとつひとつが重いので大変です。

 

  1. スピーキング教材

TOEIC高得点をとっても、 スピーキングはダメという批判があります。中学生レベルの作文が口では瞬時にできない、つまり、口が回らないのです。スピーキングの回路をこの本で作っていきます。この本は例文としては口語としてぎこちないものもあります。これは文法を身に着けるためにあるという割り切りも必要と思います。

なお、同じ著者の音読パッケージトレーニングという本もありますが、若干首をかしげたくなる音読素材もあるので要注意です。人前で上司に叱責されるなどは、欧米のビジネスシーンではまずありえず、音読素材としては不適切と感じます。

 

   2.文法教材

これは、どの英語レベルの人でも納得の内容の文法書(英語)のようです。

英検1級であれ、TOEIC990点であれ、英語運用力を付けるのであれ、外せない文法本と紹介されています。例えば、shouldの訳でXXXすべきというと、MUSTのようにも聞こえますが、実際はもう少し弱い響きもあり、当然の意味での「はず」というニュアンスもあるなどネイティブの言葉で説明されています。他にも、会社でのネイティブの使い方と一致しているのを見つけたりして日本の文法書が伝えきれないところも説明しています。

 3.発音矯正教材(米語)

 よくあるところでは、waterのt(d)の発音。w/uなどなど。インターナショナルイングリッシュで十分であり、アメリカ人の発音を真似る必要はないという人もいますが、基本的な発音はマスターしておいた方がよいと思います。子供を見ていてわかるのですが、日本人が同じと思っている音も現地人には全く違う音と認識されています(首輪と色の「カラー」は日本人では区別しにくいですが、現地人には全く違う音と認識されています。)。これらは時間をかけて練習するしかありません。ネイティブに近づこうとすると、モデルを決める必要がありますが、米国在住の私は米語に目標を定めてやることにしています。下記の教材は若干くどいですが、こだわり派の人には納得の質と量です。英語の解説で少し早めなので、初心者にはきついかもしれません。

4.リスニング(米語)

デパートの陳列棚に入った英語のリスニングを続けている限りはテレビドラマのセンテンス単位のリスニングは出来ません。米語の発音の口語の省エネパターンを見つけてレッスンしてくれる教材があります。米国の現地人同士の会話や、テレビドラマを聞きもらさず聞きたいといった人にお薦めです。入口は若干胡散臭いのですが、個人的には完成度が高いと思います。ある程度デパートの陳列棚に入った英語を聞くのは自信があるが、テレビドラマの精聴は敷居が高い、大変だと感じている人は試す価値があるかもしれません。注意!米語です。

http://www.mogomogobuster.com/

 

5.語彙

 英検1級などで使われている1100words need to knowをやる前に、現地の小学生が覚えている単語は覚えようと小学3年からはじめて4-6年までやるつもりです。タイムに出てくる単語はわかったとしても、常識的な単語を覚えない限りはいつまでたっても和製英語を脱却できず、英語はネイティブ級にはなりません。小学校の早い段階で帰国した帰国子女は生活語彙しかしらないこともあるので、彼ら彼女らの英語は使えないと言われますが、逆に生活に関わる単語などを知らないということは、生きた英語を知らないまますごすということになる気がします。

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