"元グローバル人材(電機メーカ社員)"による中学受験なしの奮闘記

アメリカから2015年春に小1、小3帰国後、公立教育を活用して大学を目指す親子の奮闘記

TOEIC990と英検1級を獲得する努力をする前に獲得すべき本物の英語の力とは

411English.comさんから引用させていただきますと、下記の英語力のマップの一例は下記のようになるとのことです。この図は誤解を招くところがあるとすれば、ネイティブ級の中にも990点の方がいらっしゃるし、在住在学10年といっても、あるところで満足している人はTOEICが800も900にも満たない方もいらっしゃると思います。

ということで、それぞれのボックスは、リアルな英語能力というものがあるとすれば、例えば、日本で独学で学び、TOEIC990点取っていらっしゃる方の中には、在学在住5年、10年で懸命に英語力を努力の結果獲得している(411English.comさんが手定義するところの目指すべき英語力の)運用能力につき何かが足りていないものを持っていらっしゃる場合があるというのが正しい表現だと思います。

 

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http://www.411.com/さんより引用

 

私はこの図は厳密にすべてを表せてはいないものの、TOEIC(そして恐らく英検も)については、その点数をあげる勉強だけをしていては足りない何かがあるように感じます。これは、単にスピーキングが弱いなどという通説にはとどまりません。例えば、語彙については、TOEICをいくら勉強していても、"drool"(よだれをたらす)とか、"hobble "(よろよろ歩く)、"growl"(怒って唸る)"snore"(いびきをかく)という生活に関する単語はなかなか身に着きません。しかしこれらは現地では小学2年生までに出てくる単語です。その他リスニングについても、TOEICで出てくるデパートの陳列棚におかれたような余所行きの発音には現実問題としてはほとんど出くわしません。会議やニュースキャスターの原稿読みに限られてしまいます。したがって、ネイティブには、語彙をいわゆる和製教育の範囲へ絞ってもらい、ゆっくりかんで含めるように話してもらう必要が出てきます。発音もJapaneseアクセントでもいいのですが、インターナショナルなブロークンイングリッシュに慣れていないネイティブからは何回も聞き返されることも多くなってしまいます。

そして、上記の図を参照してこれらは少なくとも海外で生活や仕事をする機会が多い人はTOEIC990点や英検1級を目指す前にこなしたほうがよいものがある、と私は考えるに至りました。411Englishさんやその他の英語の達人のHPを見ていくと、これを脱却するための教材があるようです。これらの私が取り組もうと考えた教材を、これから日を改めてご紹介していきます。